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​フランス額装で使う基本の道具&材料と、ショップリスト

フランス額装(Encadrememt/アンカードルモン)で使う道具&材料と

購入におすすめのショップリストです。

ここに掲載した道具&材料は基本的なものだけで、細かくは他にも様々あります。

道具やその購入方法は、教室によっても異なりますので

教室を決めてから用意するのがおすすめです。

​道具と材料

マット紙(し)とスチレンボード

マット紙は、額装する絵や写真などを劣化から保護するための中性の厚紙です。一般的に1㎜、2㎜、3㎜の紙を使用します。画材用紙サプライヤー「ミューズ」から販売されている「ニューマット」や「クリームマット」などさまざまな種類があります。額装するものに合わせてマット紙を選ぶことが大切ですが、教室では比較的入手しやすいクリームマットやニューマットを使用する場合が多いようです。

額装に立体感などを出すため、マット紙の下などに7㎜や10mm厚のスチレンボードを使うこともよくあります。

カッター&カッティングマット

厚紙を切る大型カッターから小回りのきく小型カッターまで、いくつか種類があると便利です。

写真右上はフランス製カッター、左上はマット紙を45度の角度の切り口に切れるカッターで、あるととても重宝します。カッティングマットはなるべく大きなサイズで、正確な方眼がついているものが便利です。

コンパス、ディバイダー

写真下がコンパス、上がディバイダーです。コンパスは幅を測ったり、円を描くときに使います。脚が固定できるネジ式がおすすめ。鉛筆タイプでもシャープペンシルタイプでもOKですが、細い線で正確に書けるものを選びましょう。

ディバイダーは脚の先が2本とも針状になっていて、紙や台紙に印や同じ幅の折り目をつけるときに役立ちます。また、曲線のスジをつけるときにも便利です。

のり&スポンジローラー、刷毛

フランス製の額装用中性のり「L'eclat de Verre(レクラドベール)」や日本製の木工用のりを使います。木工用のりの場合は少量の水を加え、紙に合うゆるい状態になるまでよく混ぜ合わせます。

スポンジローラーは大きい面にのりをつけるときに使います。手早くまんべんなく、薄くつけることができます。細かい部分にはさまざまな大きさの刷毛を使用します。

水張りテープ、アーティストテープ

水張りテープは片面にのりが施された加工がされていて、切手のように水でぬらして貼ります。額装を仕上げる際の補強に使います。

アーティストテープはパーマセルテープとも言い、はがした時にのり跡が残りにくい中性額装用のテープです。写真やカードなど、飾る作品を固定する際などに使用します。

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化粧紙(けしょうし)

マット紙やスチレンボードをくるむ紙やクロスを総称して化粧紙と呼び、マット紙同様、中性紙を選ぶことが保存の観点から大切です。

フランス製の水彩画用紙「キャンソン ミ・タント」や、日本製の水彩画用紙「ミューズコットン」、「マーメイド」などの他、スクラップブッキング用ペーパーや和紙、マーブル紙など、額装に合わせてさまざまなタイプの紙やクロスを使用します。

定規

メモリがついていて薄手の採寸用定規と、片側に厚みがあって滑り止めが付いているカット用定規、そして台紙の角の直角を確認したり平行線を引いたりするのに便利なL字型定規の3種類は、必ず用意したいものです。

長さも45㎝から1mまで数種類あると便利。写真の黄色のシートは平行や垂直を簡単に引ける定規です。

ギャバリー

角度を正確に取るための専用の道具です。45度のとれるものが基本で、それ以外にもさまざまな形、大きさがあり、メモリが付いているものもあります。

三角定規で代用できますが、角が丸くなっていたり厚みがあると使いづらいので注意が必要です。アクリル性よりも薄い金属製のものがおすすめです。

ヘラ

化粧紙に折り目を付けたり、折り曲げた後の処理をしたり、のりで貼った部分をならしたりするときに使います。木製、プラスチック製、樹脂製などさまざまあり、形もいろいろですが、薄いタイプのものが使いやすいです。

写真上の四角いタイプはパヴェといって、大きな面に化粧紙を貼ったときに、平らの面をしっかりならし、紙をきれいに伸ばすために使います。

その他

デザインの作図や採寸などに使うシャープペンシルは、誤差が出ないよう芯の細い製図用などがおすすめです。細かい作業に使うハサミや飾り切り用のハサミ、マットを重ねたときに固定する大型クリップなどもあると便利です。

その他、自分がやりやすい道具を少しずつ増やしていくのも楽しみです。

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ショップリスト
画材店

世界堂(東京、神奈川、埼玉、名古屋)

額装に必要なものがほぼそろう画材・額縁専門店ですが、店舗によって品揃えが違うので確認が必要です。東京・新宿の本店が最も充実していて、額縁・額装フロアもあります。紙類などは電話でサイズを指定し宅配してもらうことも可能。

​ホームページ:http://www.sekaido.co.jp    

オンラインショップ:https://webshop.sekaido.co.jp

東急ハンズ渋谷店(東京・渋谷)

言わずと知れた手作り関連の総合マーケットです。洋紙類や画材の品揃えが豊富な店舗は少ないようで、東京では渋谷店の5階、6階がおすすめです。紙類は電話して5階の用紙売り場につないでもらい、注文することもできます。マット紙の入手はここが便利で、価格も手ごろです。

ホームページ:https://www.tokyu-hands.co.jp

オンラインショップ:https://hands.net

G・Itoya(東京・銀座)

文房具専門店・伊東屋の、2015年6月にリニューアルした新本店です。ここの7、8階には洋紙から和紙、各種クラフトペーパーまで、さまざまな紙類がそろい、画材も豊富。伊東屋は全国に店舗がありますが、規模や取り扱い商品が異なるので確認が必要です。

ホームページ:http://www.ito-ya.co.jp

オンラインストア:http://store.ito-ya.co.jp

文房堂(東京・神田神保町、池袋)

明治20年創業の画材店で、東京・神田本店は地下1階から6階まですべてアート系グッズ。紙類のバリエーションは多くありませんが、道具類やポストカードが豊富。6階は額縁・額装フロアです。東京・池袋の西武池袋本店7階にも店舗があります。

ホームページ:http://www.bumpodo.co.jp

オンラインストア:http://www.gazaiyasan.com

レモン画翠(東京・御茶ノ水)

「レモンがすい」と読みます。大正12年創業の老舗画材店で、地下1階〜4階までの5階建てビル。アート系グッズの他に建築・設計グッズが豊富なのが特徴です。洋紙・和紙類ともに豊富にそろっていて、額縁・額装フロアもあります。

ホームページ:http://lemongasui.co.jp

オンラインショップ:https://lemongasui.net

ウエマツ画材店(東京・渋谷)

東京・渋谷駅の真向かい、宮益坂下にある知る人ぞ知る画材専門店。洋紙類は少ないですが、絵の具や顔料類、画材は豊富で専門的です。2階に額縁、額装コーナーもあり。オリジナルのホームページはなく、下記は渋谷宮益商店街振興組合のホームページの中で紹介されているものです。

ホームページ:http://www.shibuyamiyamasu.jp/uematsu

L'Éclat de Verre(フランス)

「レクラドベール」は 額装を中心とした材料・道具類を扱うクラフト専門店で、フランス国内はもちろん、各国に支店を持つ人気のショップです。ホームページはフランス語なので慣れるまでは少し大変ですが、日本にはないフランスならではの額装アイテムがネットで手軽に購入できます。

ホームページ:http://www.eclatdeverre.com

オンラインショップ:https://shop.eclatdeverre.com/fr

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洋紙・和紙の専門店

竹尾見本帖(東京・神田神保町・銀座・青山、大阪市、福岡市)

紙の専門商社・株式会社竹尾が運営するショップで、紙のバリエーションはピカイチ。本店は東京の神保町店で、大阪・布施、福岡・東比恵にも支店があります。本店では多彩な紙が色別に陳列されているので、額装する者にとって欲しい紙を見つけやすいです。G・Itoyaの8階は竹尾の紙の売り場になっています。

ホームページ:http://www.takeo.co.jp

オンラインショップ:http://takeopaper.com

muse神田支店(東京・神田神保町)

美術画材用紙のトップサプライヤー・株式会社muse(ミューズ)の直営店舗です。額装ではここの紙をよく使います。店舗は小さいながら品揃えは豊富。オンラインストアはありませんが、会社に電話してオーダーすることが可能です。

ホームページ:http://www.muse-paper.co.jp

紙の温度(愛知・伝馬町)

愛知県にある、全国の和紙と世界の手漉き紙の専門店です。店舗には2万アイテムもの紙と紙製品がそろっています。ホームページの「商品のご案内」ページにも1万点以上のアイテムがあり、ネット注文することができます。

ホームページ:https://www.kaminoondo.co.jp

製本工房リーブル(東京・水道橋)

製本の受注や修理を行なっている会社ですが、手作りのマーブル紙や、製本に使用するアートレザーなどの販売も行っています。マーブル紙はオンラインショップでは販売してなく、直接行って見て選び、購入するスタイル。ビルの3階でちょっと入りにくいですが、行ってみる価値はありです。

ホームページ:http://riiburu.com

オンラインショップ:https://www.minagarahon.com

BOX & NEEDLE(京都市、東京・二子玉川)

京都の老舗紙器メーカーによる世界初の箱店で、店内にはイタリア、イギリス、フランス、フィンランド、インド、ネパールなどの世界中から選び集めた紙も販売されています。特に靴を脱いで上がる2階では、様々な柄・色彩の紙を自由に選ぶことができます。柄紙を手に入れたいときにおすすめ。

ホームページ:http://boxandneedle.com/

オンラインショップ:http://boxandneedle.shop-pro.jp/

鳩居堂(京都・中京区、東京・銀座)

「きゅうきょどう」は、京都に本店がある書画用品・香の老舗専門店。質の良い美しい和紙も数多くあります。特に金紙、銀紙は落ち着いた品のある色味に定評があります。東京ではいくつかの百貨店にも店舗が入っていますが、やはり本店の京都鳩居堂、または銀座の東京鳩居堂がおすすめです。

ホームページ:http://www.kyukyodo.co.jp

榛原(はいばら)(東京・日本橋)

200年以上続く和紙店。 日本各地の良質な和紙や、榛原聚玉文庫に伝来する文様を用いて作った商品は、手仕事の美しさを現代に伝えます。明治大正期に取り扱っていた榛原のオリジナル千代紙がB4サイズくらいの大判であったり、折り紙や和紙テープなどの小物も豊富です。

ホームページ:http://www.haibara.co.jp

オンラインショップ:http://haibara-shop.jp

山形屋紙店(東京・神田神保町)

明治12年創業の老舗和紙店で、日本各地のさまざまな和紙や自社製の和紙製品があります。オンラインストアもありますが、販売しているのは便せんや障子紙などが中心。額装に使う手芸用和紙は、店舗に行って購入するのがおすすめです。

ホームページ:http://www.yamagataya-kamiten.co.jp

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※この他、額装に布や装飾品などを用いる場合には、ユザワヤやSWANY(スワニー)などの手芸店も便利です。

ショップリスト
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